六鳥

春になり 桜の木々の上ではあちらこちらで鳥が鳴いています
浄土にも様々な鳥がおり 阿弥陀経には六種の鳥があげられ
阿弥陀如来が仏法を説くために姿を変えて表れ出て下さったものと説かれています

白鵠(びゃっこう)
白く鶴のように美しい姿で浄土の清浄性を表す
孔雀(くじゃく)
毒蛇やサソリを食べることから 煩悩の毒を滅す智慧を表す
鸚鵡(おうむ)
人の言葉を真似て話すことから 浄土で仏法を説くとされる
舎利(しゃり)
鸚鵡と同じく言葉を話すことから 浄土で仏法を説くとされる
迦陵頻伽(かりょうびんが)
妙なる美しい鳴き声で浄土を荘厳する
共命之鳥 (ぐみょうしちょう)
命は様々な関わり合いによって成り立っていることを教えている
浄土ではこれらの鳥がともに昼夜六時 雅な音色で仏法を説き
聞いた者たちはおのずから仏法僧の三宝を念じます
下の画像は本願寺の六鳥の彫刻です
昨今の状況では中々ご本山にも参れませんので
写真ですが 是非ご覧になってください
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