桜の花に想う

花まつり

明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

四月一日は花まつりです 毎年甘茶でお祝いをしていますが 今年は併せてさくら湯を頂きました 

湯吞茶碗の中で淡いピンクの花が美しく開き 芳しい香りがします

おそらく さくら湯を頂くのは三十数年前の 私達の結納の時以来ではないでしょうか

住職さんは覚えているかしら?

それにしても私は さくらの花をみると心躍る反面 もの悲しさを覚えるのです 散りゆくさくらに人の一生を

合わせて見てしまうからでしょうか

今 二つの歌が思い出されます

 

散るさくら 残るさくらも 散るさくら   良寛和尚 

 

明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは   親鸞様

 

さくらの花より 今を精一杯生きるとあじわわせて頂きました 南無南無