油滴天目茶碗

東京国立博物館 平成館 特別展 茶の湯

東京国立博物館 平成館

金閣 銀閣 飛雲閣は 京の三閣と呼ばれ それぞれに 北山文化 東山文化 桃山文化を代表する建物です

中でも飛雲閣は 豊臣秀吉の聚楽第の一部とも言われ 現在 本願寺の中にあります

この度の平成館特別展では 秀吉から本願寺へ伝えられた油滴天目をはじめ

茶の湯の歴史を代表する名物 オールスター揃い踏みで 実に豪華な展示でございました

先日の伝灯奉告法要の団参では お昼にも そして 初めて夜にも 飛雲閣を見せて頂きましたが

その昔には あの中で 戦国の名だたる大名達が 天目に名物のお茶碗など乗せて お茶を楽しんでいたのでしょうか

念仏奉仕団では 私たちも 国宝の書院 鴻之間で 各人大名になぞらえて 天目茶碗 銘飛雲でお抹茶のご接待をいただきますね

今日は 国宝 大井戸茶碗 銘 喜左衛門や 先日見せていただいたばかりの長次郎の黒楽茶碗にも会う事ができました

天変地異や戦乱の中にあって尚  美と平和を求めて止まない 人本来の思いが 長い時間の中で文化を形作って来たのでしょう

天災を人の力で止める事が出来ないのであれば  せめて戦乱のない時代を願わずにはおれません なんまんだぶ